第3期第9回官民連携まちづくり研究会

2023年6月5日（月）に、京都大学法経済学部東館三井住友銀行ホールにて、第3期第9回官民連携まちづくり研究会がリアルとオンラインでのハイブリッド形式で開催されました。

「公共空間の活用が都市に与える影響について」／ 国土交通政策研究所統括主任研究官　田中和氏氏

公共空間の活用によって都市の魅力・アメニティが向上することは、経済学的にも都市の成長・活性化を図る上で重要であると注目されています。そこで、国内の公共空間活用の実施状況を把握するために国土交通政策研究所が実施したアンケート調査の結果やニューヨークのハイラインの事例等をお話いただくと共に、2016年にリニューアルオープンし芝生広場や多目的広場等の活用が進んでいる豊島区南池袋公園周辺の地価データを用いたDID(Difference in Differences、差の差の推定法)による分析結果についてご報告いただきました。

「豊田市における住民アンケート調査及び静岡市における第２回住民アンケート調査の集計結果について」の報告／ 事務局　要藤正任特定教授

昨年12月に実施した愛知県豊田市における「エリアマネジメントと地域との関りに関するアンケート調査」の概要と集計結果について報告を行い、続いて、本年1月に実施した静岡県静岡市における第2回住民アンケート調査をもとにした第1回調査からの住民意識等の変化について報告を行いました。その後、エリアマネジメント活動に対する寄附意向について両調査から得られたデータをもとに意見交換を行いました。