官民協働まちづくり
実践講座

概要

概要

人口減少を迎えた我が国の都市では、中心市街地の空洞化や人口密度低下による賑わい衰退や都市機能の低下、密集市街地の残存、まち自体の老朽化、巨大地震等へのソフト・ハードの対応の遅れ、地域コミュニティの衰退、景観破壊等のまちの魅力の低下といった課題が山積みしています。しかしながら、財政状況のひっ迫、社会の複雑化、課題の多様化等の理由から公共主体のみでの対応が難しくなっています。

本講座では、このような状況下、我が国のまちを人口減少時代にふさわしいコンパクトで魅力あふれるまちへ再生するための方策について、産学官連携による研究を行います。特に、住民や事業者、まちづくり会社、NPO等の民間主体に着目し、その活動を活用し、促進し、活性化するための制度的方策についても研究を行います。そして、公開シンポジウムを開催する等により、研究の成果を、まちづくりの現場を担う国、地方公共団体や民間主体に発信します。

あわせて、担当教員及び実務家によるまちづくりの実際の課題解決のための政策や取組み事例等を体系的に扱う授業を学生に提供することにより、まちづくりについての最新の政策や実務を含む専門知識と、調整能力・課題解決を身につけた高度な職業専門人を育成します。