官民協働まちづくり
実践講座
シンポジウム
令和2年9月25日エリアマネジメントシンポジウム2020 in 竹芝を開催しました
官民協働まちづくり実践講座は、リレーシンポジウムの第14弾として、令和2年9月25日(土)、「エリアマネジメントネットワークシンポジウム in 竹芝―地域経済の再興とエリアの力―」を開催しました(主催:全国エリアマネジメントネットワーク、共催:京都大学経営管理大学院)
今回のシンポジウムは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のためリアルとオンラインのハイブリッドで開催されました。
リアル会場への参加は、全国エリアマネジメントネットワーク会員である東京近郊の団体・企業、幹事会社に限定されましたが、約70名の方に参加いただきました。オンラインでは全国各地からご参加いただき、盛会のうちに終了しました。

プログラム | 14:00 – 14:30 開場 14:30 – 14:35 開会・挨拶 14:35 – 15:20 インプットトーク① 15:20 – 15:35 インプットトーク② 15:35 – 16:15 セッション① 16:15 – 16:25 休憩 16:25 – 17:25 セッション② 17:25 – 17:30 閉会 [開会挨拶] 望月一範氏(国土交通省 官房審議官(都市局担当)) [インプットトーク①] ゲストスピーカー:梅澤高明氏(A.T. Kearney日本法人会長/ナイトタイムエコノミー推進協議会理事) [インプットトーク②] スピーカー:小林重敬氏(全国エリアマネジメントネットワーク会長) [セッション①~エリアマネジメントとこれからの「知の交流・交易」~] パネリスト: 一般社団法人竹芝エリアマネジメント、 一般社団法人新虎通りエリアマネジメント 一般社団法人大丸有環境共生型まちづくり推進協会(エコッツェリア協会) [セッション②~地域経済の再興に資するエリアマネジメントを展望する~] パネリスト: エリアマネジメント組織の実務者数名 [閉会挨拶] 要藤正任(京都大学経営管理大学院官民協働まちづくり実践講座特定教授) |
主催・後援 | 主催: 全国エリアマネジメントネットワーク 共催: 京都大学経営管理大学院官民協働まちづくり実践講座 特別協力: 一般社団法人 竹芝エリアマネジメント |
日時 | 2020年9月25日(土) 14:30~17:30 |
場所 | 東京ポートシティ竹芝 ポートホール(東京都港区海岸1-7-1) |
開催概要
開会挨拶
国土交通省 官房審議官(都市局担当)望月一範氏より開会挨拶が行われました。

インプットトーク①
A.T. Kearney日本法人会長/ナイトタイムエコノミー推進協議会理事の梅澤高明氏からインプットトーク①「Creative & Innovativeなエリアづくり」が行われました。
Withコロナで、これからのまちづくりにおける問題意識を共有して最適解を探っていく過程において、リアルとデジタルが融合した都市、職・住・遊が融合した都市、昼と夜がつながった都市、豊かな風景を大切にした都市づくりが必要であること、また、夜間文化価値調査「Creative Footprint Tokyo」の結果から、観光と文化振興とまちづくりを連結させていくことの重要性など多くのご示唆を頂きました。そして結びに、エリマネに関する期待を示して頂きました。


インプットトーク②
全国エリアマネジメントネットワーク会長の小林重敬氏よりインプットトーク②「これから期待されるエリマネ活動 知的創造・新機能」が行われました。
当講座の研究会メンバーである京都大学大学院経済学研究科教授諸富徹氏の著書「資本主義の新しい形」をもとに行われたエリマネサロンでの対談(本年8月開催)を受けて、コミュニティ・クリエイティブやコミュニティ・グリーンなど無形資産投資による持続可能なエリアマネジメント都市づくりの重要性を提起されるとともに、大丸有や竹芝などの事例をご紹介いただきながら、無形資産投資促進に向けた大都市を中心とした実験的取り組みを推進していくことの必要性についてお話し頂きました。


セッション①~エリアマネジメントとこれからの「知の交流・交易」~
セッション①は、パネリストに、一般社団法人竹芝エリアマネジメント事務局長/東急不動産株式会社都市事業ユニット都市事業本部スマートシティ推進室室長の田中敦典氏、一般社団法人新虎通りエリアマネジメント/森ビル株式会社タウンマネジメント事業部/虎ノ門ヒルズエリア運営グループの朝賀繁氏、エコッツェリア協会事務局次長/三菱地所株式会社開発推進部マネージャーの田口真司氏を迎え、コーディネーターは全国エリマネ事務局次長/株式会社フロントヤードの長谷川隆三氏にて、『エリアマネジメントとこれからの「知の交流・交易」』と題して行われました。
新型コロナウィルスの感染拡大により様々な制限がある中で、それぞれの団体がどのような工夫をして今年度の活動に取り組んだかをご紹介頂き、今後も交流活動を継続しつつ、オンラインの活用とリアルの価値向上との相乗効果を目指していく必要がある事などについて議論が行われました。





セッション②~地域経済の再興に資するエリアマネジメントを展望する~
セッション②は、パネリストに、エリアマネジメント負担金制度活用部会部会長/リージョンワークス合同会社代表社員後藤太一氏、三菱地所株式会社谷川拓氏、梅田地区エリアマネジメント実践連絡会/阪急阪神不動産株式会社髙田梓氏、札幌駅前通まちづくり株式会社マネージャー内川亜紀氏(リモート参加)をお迎えして、コーディネーターはセッション①に続き長谷川事務局次長にて、「地域経済の再興に資するエリアマネジメントを展望する」と題して行われました。
ビジョンを具体的に表現しつつ、データ分析を踏まえた事業計画を作成することの重要性や、各ステークフォルダー間のコミュニケーションを充実させることで、エリアマネジメント組織のスキルアップにつなげていくことの必要性など議論が行われました。





閉会挨拶
京都大学経営管理大学院官民協働まちづくり実践講座特定教授要藤正任氏より閉会挨拶が行われました。
