官民協働まちづくり
実践講座

シンポジウム

平成26年11月12日 京都大学経営管理大学院 光亜興産官民協働まちづくり実践講座 第一回シンポジウム「都市マネジメント時代の「民」が担う「公」のあり方 -エリアマネジメントの発展に向けて」を開催しました

京都大学経営管理大学院 光亜興産官民協働まちづくり実践講座 第1回シンポジウム
「都市マネジメント時代の「民」が担う「公」のあり方 -エリアマネジメントの発展に向けて」

京都大学経営管理大学院光亜興産官民協働まちづくり実践講座では、平成26年11月12日(水)、京都大学百周年時計台記念館2階国際交流ホールにて、光亜興産官民協働まちづくり実践講座 第一回シンポジウム 「都市マネジメント時代の「民」が担う「公」のあり方 -エリアマネジメントの発展に向けて」を開催しました。
本シンポジウムは、今年度設置された本講座の初めてのシンポジウムとして、エリアマネジメントに関する産官学の各分野をリードする識者を招いて開催されました。
前半では、東京都市大学小林重敬教授より「日本におけるこれからのエリアマネジメント」について、国土交通省都市局天河宏文 まちづくり推進課長より「国土交通省におけるエリアマネジメント推進への取組み状況」について基調講演を頂きました。
後半では、当大学院の官民協働まちづくり実践講座に設置されたまちづくり研究会の産官学のメンバー5名により、「エリアマネジメントを広げる・深める-官と民の役割-」をテーマにパネルディスカッションが行われました。
本シンポジウムは、参加者にとって、エリアマネジメントの意義や現在の政策の理解を通じて、今後のエリアマネジメントの推進方策の考察の機会となりました。
当日は、まちづくり関係者、エリアマネジメント団体関係者、国・自治体職員、研究者、教員、学生等会場がほぼ満席となる約300人の参加があり、盛会のうちに終了しました。

開催目的

近年、地域の住民、事業者、地権者等の「民」が、自ら「公」的な役割を担いつつ地域の課題を解決しようとする取り組みである「エリアマネジメント」が広がっています。エリアマネジメントは、人口減少に直面している我が国都市のまちづくりを、開発からマネジメントへ、つくるから育てるへ、官から民へそして官民連携へと変化させ、地域の活性化やにぎわいの創出、防災・景観・環境・エネルギ―等の課題を解決し、地域の価値を向上させる取り組みとして、非常に注目されています。
京都大学経営管理大学院光亜興産官民協働まちづくり実践講座は、エリアマネジメントのこれまでの意義と今後の課題を共有することにより、エリアマネジメントやその推進政策の今後を展望するとともに、その普及を図るため、シンポジウムを開催しました。

プログラム主催者挨拶
京都大学経営管理大学院 原良憲 副院長

寄附者挨拶
光亜興産株式会社 髙橋潤 代表取締役社長

来賓挨拶
国土交通省 栗田卓也 大臣官房審議官

基調講演1
東京都市大学 小林重敬 教授

基調講演2
国交省都市局 天河宏文 まちづくり推進課長

パネルディスカッション
コーディネーター:和歌山大学 足立基浩 教授
パネリスト:梅田地区エリアマネジメント実践連絡会 植松宏之 事務局長
大阪市立大学 嘉名光市 准教授
京都大学経営管理大学院 御手洗潤 特定教授
長浜まちづくり株式会社 吉井茂人 コーディネーター

クロージング
京都大学経営管理大学院 河野広隆 院長
日時2014年11月12日水曜日 13:30-17:00 (受付開始 13:00)
場所京都大学百周年時計台記念館 国際交流ホール

「日本におけるこれからのエリアマネジメント」について東京都市大学小林重敬 教授より基調講演を頂きました。
講演の前半は、エリアマネジメントの特徴についての説明から始まり、ボトムアップで絆・信頼と互酬性を持った地域の人々の活動であるこれからの時代のマネジメントについて、人々の「つながり」を一種の資本とみなす社会関係資本の議論を交えた解説がありました。後半では、エリアマネジメントの性質別の分類、今後の課題、民間によるまちづくりの効果等について、国内外の事例及び制度の紹介を踏まえた解説がありました。

「日本におけるこれからのエリアマネジメント」:東京都市大学 小林重敬教授
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「国土交通省におけるエリアマネジメント推進への取組み状況」について、国土交通省 都市局 天河宏文 まちづくり推進課長より基調講演を頂きました。
講演の前半は、国土交通省の審議会である社会資本整備審議会都市計画・歴史的風土分科会都市計画部会への諮問や、国土交通省の現行のエリアマネジメントへの支援制度について解説がありました。後半では、エリアマネジメント団体へのヒアリングによって抽出した団体の抱える課題の考察、国による支援制度の対象の分類、同審議会に設けられた新たな時代の都市マネジメント小委員からのコメント等の紹介がありました。

「国土交通省におけるエリアマネジメント推進への取組み状況」:国土交通省 都市局 天河宏文 まちづくり推進課長
・講演概要はこちら
・講演資料はこちら。(資料の無断転載・無断利用を禁じます。)

「エリアマネジメントを広げる・深める-官と民の役割-」と題し、和歌山大学足立基浩教授のコーディネートのもと、産官学の有識者5名(梅田地区エリアマネジメント実践連絡会植松宏之事務局長、大阪市立大学嘉名光市准教授、長浜まちづくり株式会社吉井茂人コーディネーター、京都大学経営管理大学院特定教授御手洗潤)により、以下の4つのテーマについてパネルディスカッションがありました。
テーマ1:「エリアマネジメントの取組み状況と課題」
テーマ2:「エリアマネジメントの収支」
テーマ3:「エリアマネジメントの公共性・公益性」
テーマ4「エリアマネジメントを広げる」

 京都大学経営管理大学院 光亜興産官民協働まちづくり実践講座 第一回シンポジウム「都市マネジメント時代の「民」が担う「公」のあり方 -エリアマネジメントの発展に向けて」
・チラシはこちら

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