プライベート・エクイティ
(ポラリス・キャピタル・グループ)
寄附講座

教員紹介

幸田 博人 特別教授

幸田 博人

経歴

【略歴】
1982年一橋大学経済学部卒。1982年日本興業銀行入行、2009年よりみずほ証券執行役員、常務執行役員、代表取締役副社長等を歴任。2018年7月より現職。

【現職】
 ・京都大学経営管理大学院 特別教授
 ・京都大学大学院経済学研究科 特任教授
 ・㈱イノベーション・インテリジェンス研究所 代表取締役社長
 ・リーディング・スキル・テスト㈱ 代表取締役社長
 ・一橋大学大学院経営管理研究科 客員教授
 ・SBI大学院大学経営管理研究科 教授
 ・産業革新投資機構(JIC) 社外取締役 ほか

専門分野

資本市場の制度調査、市場分析、プライベート・エクイティ、イノベーション

担当プログラム

「ファイナンス・会計」プログラム

担当科目

・ベンチャー・エコシステム
・プライベート・エクイティファンドと起業価値向上

論文・著作

【主な著書】
 幸田博人編著
  ・『日本企業変革のためのコーポレートファイナンス講義』 (金融財政事情研究会:2020年)
  ・『プライベート・エクイティの実践』(中央経済社:2020年)

 池尾和人・幸田博人編著『日本経済再生25年の計』(日本経済新聞出版社:2017年)

 藤田勉・幸田博人著『金融が解る 世界の歴史』(金融財政事情研究会:2020年)

メッセージ

ポラリス・キャピタル・グループからの寄附により、今後さらに広がりが期待される、プライベート・エクイティ業務について実践的な知識を提供する機会が得られることとなりました。プライベート・エクイティ業務に関する研究を大学においても行うことが可能となり、大変うれしく思います。今後グローバルに活躍される学生の皆様の新しい金融機能についての世界を広げるとともに、日本企業の新陳代謝や企業価値向上を進め、グローバルな産業競争力向上に繋げる、有意義な取組みであると考えています。

Asli M. Colpan 教授

Asli M. Colpan

経歴

英リーズ大学経営工学修士、京都工芸繊維大学工学博士。
京都大学経済研究所と同志社 大学技術・企業・国際競争力研究センターで研究員を歴任。京都大学白眉センター 准教授。ハーバード・ビジネス・スクール及びMIT客員教授。
2016年より京都大学経営管理大学院/経済学研究科 教授(現職)。

専門分野

コングロマリット、プライベート・エクイティ

担当プログラム

「ビジネス・リーダーシップ」プログラム
「i-BA」プログラム
「KC-CDO」コース

担当科目

・Strategic Management: Case Analysis,
・Corporate Strategy and Organization
・Firms and Industrial Organization in Japan
・ビジネスリーダーシップワークショップⅠ、Ⅱ

論文・著作

・Oxford Handbook of Business Groups, 共編著, Oxford: Oxford University Press,2010
・Shareholder Heterogeneity and Conflicting Goals, 共著者, Journal of Management Studies, 2011。
・Performance sensitivity of executive pay: The role of foreign investors and affiliated directors in Japan, Corporate Governance: An International Review, 2012
・Business Groups in the West: Origins, Evolution and Resilience, Oxford: Oxford University Press, 2018

メッセージ

プライベート・エクイティを始め、コングロマリット、企業系列のような多事業企業を理論的、歴史的、計量経済的アプローチから研究しています。特に異なる経済環境(開発途上国と先進国)においてこのような多事業企業はいかなる経済効果をもたらすのかというような研究に取り組んでいます。
この寄付講義では、主にプライベート・エクイティの国際比較を研究し、その結果を授業において学生の皆様に提供できるよう考えています。

木村 雄治 客員教授

木村 雄治

経歴

東京大学教養学部卒業。米国ペンシルバニア大学経営大学院(ウォートン校)にてMBA を取得。
日本興業銀行に入行。同行にて国内外融資業務、証券業務を担当した後、みずほ証券にてプライベート・エクイティ部長に就任、未公開株式投資業務を立ち上げる。
2004 年にポラリス・キャピタル・グループを設立し、代表取締役社長に就任。
2019年に 一般社団法人日本プライベートエクイティ協会 会長に就任。

専門分野

バイアウト、プライベート・エクイティ、企業経営、M & A

担当科目

・プライベート・エクイティファンドと企業価値向上
・ベンチャーエコシステム

論文・著作

・『ポラリス・キャピタリズム』 ダイヤモンド社 (2013年3月)
・『年金基金のためのプライベートエクイティ』(日本バイアウト研究所編)第16章「日本のバイアウト・ファンドの発展性と将来展望」 きんざい(2014年10月)
・『しがらみ経営 価値を生み出す「関係性」のマネジメント』 日本経済新聞出版社 (2017年1月)
・『ポストコロナ時代のプライベート・エクイティ』きんざい(2022年2月)

メッセージ

ポラリス・キャピタル・グループの代表取締役として、2004 年の創業以来、オーナー事業承継と大企業からの子会社・事業部門の切り出しを主たるテーマに多数の投資を推進してまいりました。企業のなかには潜在的成長力がありながら周囲を取り巻くしがらみに束縛され持ち味を発揮できていない企業が多数存在しますが、そうした企業に対して個々のしがらみを打破し企業価値向上のための具体的ソリューション提供を実践してまいりました。講義では投資業務での実践知をベースとしてケーススタディ等を交えていきますの で、学生の皆様にはプライベート・エクイティ業務の実際や真髄を習得いただければ幸いです。

上田 亮子 客員教授

上田 亮子

経歴

政策研究博士。2001年みずほ証券入社後、日本投資環境研究所に出向・転籍、2017年よりロンドンにて、コーポレート・ガバナンスや機関投資家のスチュワードシップに関する研究に従事。株式会社マネーフォワード社外取締役。金融庁金融審議会市場WG、スチュワードシップ・コードおよびコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議、International Corporate Governance Network(ICGN)株主責任委員会、IFRS財団Management Commentary Consultative Group等の政府や国際機関の委員を歴任。

専門分野

コーポレート・ガバナンス、資本市場、会社法

担当科目

・Capital Market and Corporate Governance
・Governance & Ethics
・Firms & Industrial Organization in Japan

論文・著作

・"How is corporate governance in Japan changing? -Developments in listed companies and roles of institutional investors-"(2015, OECD Corporate Governance Working Papers)
・「安定株主の分析-過去10年間の推移とコーポレート・ガバナンス上の問題」(2016, 商事法務)
・「スチュワードシップ・コードと機関投資家の役割」(2019, アナリストジャーナル)等。

メッセージ

資本市場とコーポレート・ガバナンス、とくにインベストメント・チェーンにおける機関投資家の役割と責任について、国際比較に基づく研究をしています。プライベート・エクイティの分野では、投資家と投資先企業との関係が密接なため、これらの問題の重要性が特に高くなります。また、投資活動はグローバルですので、国際的な潮流を考慮することも求められます。学生の皆様には、専門知識とともに、投資コミュニティや企業経営における実学の習得も目指していただけるような講義を提供したいと考えています。

岡橋 寛明 研究員

岡橋 寛明